【遺品整理】家具の買取や引き取りなどの具体的な処分方法を解説
- H.T
- 5月14日
- 読了時間: 11分
更新日:3 日前
遺品整理では、多くの方が思い出の詰まった家具の扱いに悩まれます。
大切な人の遺品をどう整理し、どのように処分するかは、精神的にも大きな負担となることでしょう。特に大型の家具や古い家具は、自分での搬出や廃棄が難しく、引き取りや買取などの選択肢を検討する方も少なくありません。
本記事では、遺品整理における家具の処分方法や費用相場、無料での引き取りや買取の可能性など、後悔しないためのポイントをわかりやすく解説します。
ご自身の状況に合った最適な方法を見つけ、スムーズに遺品整理を進めるための参考にしてください。
本記事のポイント
遺品整理で発生する家具の処分方法と費用相場
不用品回収業者や自治体回収のメリット・デメリット
高級家具やブランド家具の買取方法
無料引き取りサービスの条件や注意点
悪質な不用品回収業者の見分け方
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遺品整理|家具の処分方法と費用の相場

遺品整理で最も悩ましいのが、重量のある大型家具の処分です。
ですが、適切な処分方法と費用相場を知ることで、無駄な出費や手間を軽減できます。
これから、自治体回収から不用品回収業者、リサイクルショップの買取まで、状況に応じた最適な処分方法をご紹介します。
遺品整理で出た家具の処分方法
遺品整理の際に出る家具の処分は、多くの方にとって悩みの種となります。
家具は大きくて重く、適切に処分しなければ追加の手間や費用がかかることもあります。ここでは主な処分方法をご紹介します。
まず、自治体の粗大ごみ回収を利用する方法があります。
自治体によって手続きや料金は異なりますが、事前に申し込みを行い、指定された日に指定場所へ出すことで回収してもらえます。自治体のルールに従って家具を解体する場合もあります。
次に、不用品回収業者への依頼があります。
不用品回収業者は自宅まで訪問し、大型家具の搬出や処分を代行してくれます。メリットは、自分で運び出す必要がない点ですが、その分費用は高めです。
リサイクルショップや買取業者に家具を買い取ってもらうのも有効です。
特に状態が良い家具やブランド家具は買取対象となりやすく、処分費用がかからないどころか、現金化できる可能性もあります。
また、知人や地域の掲示板などで譲る方法もあります。近年ではSNSや地元掲示板アプリを使い、不要になった家具を譲渡するケースも増えています。
以下に処分方法の比較表をまとめました。
家具の処分は計画的に進めることで、負担やコストを抑えることができます。状況に応じて最適な方法を選ぶことをおすすめします。
不用品回収業者の料金相場と注意点
不用品回収業者を利用する際には、事前に料金体系と注意点をよく把握しておくことが大切です。以下は一般的な料金目安です。
また、単品回収の場合、費用の目安は以下のようになります。
タンス:6,000~9,000円
ソファ:3,000~7,000円
洗濯機:4,000円~
ベッド:9,000円~
注意点として最も重要なのは、無許可業者への依頼を避けることです。
悪質な業者に依頼すると、回収後に高額な追加料金を請求されたり、不法投棄などのトラブルにつながる恐れがあります。
業者選びでは、以下のポイントをチェックしましょう。
一般廃棄物処理業の許可の有無
見積もりが明確かどうか
口コミや評判の確認
追加費用の有無の事前確認
複数の業者から相見積もりを取り比較することもおすすめです。
適正価格と安心のサービスを提供してくれる業者を選ぶことで、トラブルを回避しスムーズな家具処分が実現できます。
2トン車のトラックに積める量の目安
2トントラックの積載量は、約5立方メートル(約3畳分)とされています。具体的には、以下のような荷物が積載可能です。
冷蔵庫、洗濯機、テレビ台、テレビ、カラーボックス、小型ストーブ、電子レンジ、衣装ケース3個、シングルベッド2台、タンス、食器棚
利用時の注意点
追加料金の確認:階段作業や夜間作業、特殊な搬出が必要な場合、追加料金が発生することがあります。事前に業者に確認しましょう。
見積もりの取得:複数の業者から見積もりを取り、サービス内容や料金を比較することが重要です。
信頼できる業者の選定:口コミや評判を確認し、信頼性の高い業者を選びましょう。
2トントラックの積み放題プランは、大量の不用品を一度に処分したい場合に非常に便利です。
料金やサービス内容を比較し、最適な業者を選定することで、スムーズに不用品を処分できます。
ニトリで家具を処分するにはいくらかかりますか?
ニトリでは、新しい家具を購入する際に、古い家具の引き取りサービスを有料で提供しています。
このサービスを利用することで、家具の買い替え時に古い家具の処分がスムーズに行えます。
ニトリの家具引き取りサービスの概要
料金:1回の配送につき4,400円(税込)
条件:
ニトリで新しい家具を購入すること。
購入した家具と同等の数量または容量の家具を引き取ること。
引き取り対象の家具は、購入した家具と同じ部屋に設置されていること。
引き取りは、ニトリの配送員設置サービスを利用した場合に限られます。
例えば、ニトリでソファを購入した場合、古いソファを4,400円(税込)で引き取ってもらえます 。
注意点
無料ではない:ニトリの家具引き取りサービスは有料であり、無料での引き取りは行っていません。
引き取りのみの利用不可:家具の引き取りサービスは、新しい家具の購入と同時に利用する必要があります。引き取りのみの依頼は受け付けていません。
事前の申し込みが必要:引き取りサービスを利用する場合は、商品の到着予定日の4日前までに申し込みが必要です。
ニトリの家具引き取りサービスは、新しい家具の購入時に古い家具を処分する手間を省く便利なサービスです。
ただし、条件や料金について事前に確認し、計画的に利用することをおすすめします。
無料サービスはある?
遺品整理において家具を無料で引き取ってもらえるサービスは存在しますが、条件や注意点があります。
まず、リサイクルショップの無料引き取りです。
状態が良く、再販可能な家具であれば、無料での引き取りや買取に応じてもらえるケースがあります。ただし、汚れや破損がある家具は引き取りを断られることも多いです。
次に、フリマアプリや地域掲示板(ジモティーなど)を活用する方法があります。
こちらでは不要になった家具を近隣の希望者に譲渡することができ、配送手配や引き渡しをうまく行えば処分費用がかかりません。
また、大型家具を無料で回収する自治体のモデル事業やリユース事業が行われている地域もあります。これは地域や自治体によって異なるため、事前に確認が必要です。
注意点としては、いずれの方法も「すべての家具が対象ではない」という点です。再利用可能な家具のみが条件となることが多く、大型で搬出が困難なものは断られることもあります。
このため、無料サービスを活用する際は事前に家具の状態を整えたり、複数の方法を検討することで、よりスムーズに処分が進められるでしょう。
遺品整理|家具の買取や引き取りを依頼する際の注意点

遺品整理で出た家具は、処分だけでなく買取や無料引き取りを依頼する選択肢もあります。しかし、安易な業者選びはトラブルの原因になりかねません。
ここでは、買取や引き取りを依頼する際に押さえておきたい注意点や、安全に進めるためのポイントを詳しく解説します。
ヤバい不用品回収業者の見分け方
不用品回収業者の中には、悪質な「ヤバい業者」も存在します。そこで、トラブルを避けるために事前に業者選びのポイントを押さえておくことが大切です。
まずチェックすべきなのは許可証の有無です。
信頼できる業者は、「一般廃棄物収集運搬業許可」や「産業廃棄物収集運搬業許可」を取得しています。許可証の提示を断るような業者は避けましょう。
次に料金体系が明確かどうかも重要です。
悪質業者の多くは、最初に安価な見積もりを提示し、作業終了後に高額請求するケースがあります。契約前に追加料金の有無を必ず確認してください。
過度な営業や即決を迫る業者にも注意が必要です。冷静に比較検討するためにも、その場で契約しないことをおすすめします。
以下に、注意すべき特徴をまとめます。
許可証がない:無許可業者は違法営業
見積書がない:トラブルのもと
追加料金が不明:高額請求される危険性
即決を迫る:焦らせて契約させようとする
評判が悪い:ネットの口コミやレビューで事前確認が必要
複数の業者に見積もりを依頼し、比較することで悪質業者の回避につながります。安心して依頼できる業者を見つけることが、トラブルを未然に防ぐ大きなポイントです。
捨ててはいけないものは何ですか?
遺品整理では、思わぬトラブルや後悔を防ぐためにも捨ててはいけないものを事前に把握しておくことが大切です。
まず法律や制度により廃棄が禁止されているものがあります。
代表例は身分証明書・通帳・クレジットカード・印鑑などです。これらは個人情報や財産に関わる重要品のため、適切に処理しなければなりません。
また、遺言書・契約書・保険証券などの書類も絶対に確認してから処分しましょう。場合によっては相続や手続きに必要になります。
貴金属や現金がタンスや家具の隙間に隠されているケースも少なくありません。念入りな確認が必要です。
さらに感情的な側面として故人の思い出の品も安易に処分しない方が良いでしょう。写真や手紙などは後から家族が必要と感じることもあります。
最後に、一般の廃棄物として捨ててはいけない危険物(スプレー缶、電池、医薬品など)は自治体の指示に従いましょう。
捨ててはいけない代表例
身分証明書・通帳・クレジットカード
遺言書・契約書・保険証券
貴金属・現金
写真・手紙などの思い出品
危険物(スプレー缶・医薬品など)
このように事前にしっかり確認し、必要なものとそうでないものを区別することで、スムーズかつ安心な遺品整理が実現できます。
高級家具やブランド家具は買取も可能
遺品整理や引越しの際、高級家具やブランド家具が不要になった場合は処分する前に買取サービスの利用を検討しましょう。
結論から言うと、有名ブランドや希少性の高い家具は買取業者によって高額査定されることがあります。例えばカッシーナ、アルフレックス、カリモクなどのブランド家具は特に人気があります。
その理由は、品質の高さやデザイン性、耐久性に優れているため中古市場でも需要があるからです。家具の状態や年式、付属品の有無によって査定額は変わりますが、状態の良いものは数万円〜数十万円で取引されることもあります。
買取業者の選び方としては以下の点を意識しましょう。
ブランド家具専門の買取業者を選ぶ
複数業者に見積もりを依頼する
出張買取サービスを利用することで運搬の手間を省く
また、買取前には軽い掃除やホコリの除去を行い、できるだけ良い状態で査定に出すことがポイントです。
買取対象となりやすい家具の例
ソファ
ダイニングテーブル
キャビネット
書棚
チェア類
このように、処分せず買取を選ぶことでコスト削減につながり、再利用によるエコにも貢献できます。迷った際はまず査定だけでも依頼してみると良いでしょう。
まとめ
遺品整理において家具の処分は、多くの方が頭を悩ませる大きな課題のひとつです。
本記事では、遺品整理の家具に関するさまざまな処分方法とその費用相場、そして買取や引き取りを依頼する際の注意点についてご紹介しました。
まず、費用を抑えたい方には自治体の粗大ごみ回収が有効です。
手間を最小限にしたい方には不用品回収業者の利用がおすすめで、状況に応じてプランを選べます。
また、状態の良い家具やブランド家具の場合は買取やリユースを検討することで、費用負担を減らすだけでなく資源の再利用にもつながります。
一方で、悪質な業者による高額請求や不法投棄といったトラブルも発生しています。
安全・安心に遺品整理を進めるためには、信頼できる業者選びが欠かせません。許可証の有無や料金体系の明確さ、口コミ評価などを事前に確認しましょう。
家具の処分や買取、引き取りは、自力で行うのが難しいケースもあります。そんなときはぜひ遺品整理のプロにご相談ください。
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遺品整理を進める際に見落とされがちなのが、高級家具やブランド家具の価値です。
こうした家具は、処分せず専門業者に査定を依頼することで、大きなメリットが得られます。
買取によって遺品整理の費用を軽減できる可能性があり、不要とされがちな家具が数万円以上の価値を持つこともあります。
また、思い出の詰まった家具を再活用できる点も、故人への敬意を込めた選択として支持されています。
これまで4300件以上の取引実績がある高級家具買取専門店のカグプロであれば、高級家具やブランド家具の正当な評価が可能なため、価値を見逃す心配がありません。
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